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結界で安全なセッションの場をつくる

対面鑑定でもオンラインでも、安全なセッションの場を確保するのは占い師の義務。


浄化とか結界とかのスピ臭い言葉あまり使いたく無いのだけれど、大事なことなので。


キャンドル灯す、お香を焚く、クリスタルを置く、手を洗い台を水拭きする、自分が信じている神秘なるものに祈る(火、風、土、水、霊/西洋の四大元素+霊、東洋の五行)等は割と皆がやっていると思うので、個人的に効果あると発見した方法を。



◆色彩や形の記号性で囲む。


私がアート及びデザインの構造的知識と感性からタロットが読めたのもあるが、視覚的表現には長年の研究で心理的効果がある事は証明されているので、私は意図的にそれを使う。タロットクロスを縁取る★型、パープルとイエロー等の補色の関係等。


(『魔法入門』、その筋の人や著名クリエイターもネタ元にする文庫本で3万円位プレミアついた本の中でも赤と緑=補色の話が出てくる。魔法は意識変容のメソッドである以上、色彩の心理効果はさもありなん)



◆指で結界の形を描く。


+終わったら柏手を音がくぐもらず壁から綺麗に響き返るまで打つ。


魔術チックだが、魔方陣等をなぜ毎回魔術師が手を使い描いているかを鑑みれば、手という自分の身体を通して意識的に空間支配する術。

円でも四角でも星型でも、その場に必要だなと思う形を私は描いている。


(CafeやBARやリゾート施設の屋外やClubや豪邸等、お呼ばれして鑑定していた時期があったけれど、見事に場により空気やクセや注意すべき事が違ったので、都度考えて対応)


占い館や自宅サロン等、いつもの自分のスペースを持つ方はおざなりなやり方でも大丈夫だと思うけれど、毎回環境違うLIVE感には身体ひとつの対応が必要だと思う。(キャンドルとかお香とかの火が使えない環境等、自分のやり方が通用しない空間がある)



◆健康第一&パーティに出られる格好。


心の世界に偏りがちな方は肉体・物質界を軽視してどんどん弱るから、肉体を強くする事が本当に大事で、筋トレや散歩や料理を基本的にすること。


そして、これは私の持論なんだけれど、人様の真剣な場に向き合う覚悟と礼儀として、そのまま“ちょっとしたパーティ”に行ける格好をする事は相手も自分も守る。


いかにも占い師な格好、ギャグみたいな民族的衣装や天然素材こだわりナチュラル系やエセ坊主みたいな着物や袈裟で脅す様な威圧的な格好、コスプレによるブランディング的としては有効だけれど、同時にそういうスピ臭い顧客しか受け付けない。


同様に、近所のスーパーに来た主婦の様な草臥れた弱い格好は、良い人だけど“守りが弱い”から、ネガティブなものが皮下脂肪のように無自覚に重なって堕ちつつあった。


私が都内一流店を研究がてら回った際は、一般的に変な格好のそういう占い師さん達は軒並み、鑑定の腕はまあまあだけど、説教支配や持論念仏や諸々、悪い意味での自我が強く誠実に向き合わない問題を感じた。(自分で考えたり努力する事が嫌で、支配されたい依存客とはwin-winだと思うが)


そして、まともな占い師さんは普通にお洒落だったり、ジャケット着用や、ルールを決めたスタイリング等、人様に向き合う意識を感じた。

私は経営者の鑑定が多かったこともあるが、基本的に綺麗目のワンピースやジャケット、変なパワーストーンアクセ(笑)はつけず、バリっとしていた。ナチュラルやカジュアルすぎて守りが弱い格好はしなかった。


その方が、目に入る他者からの“奇異なものを見る”邪念も来ないし、変な依存もされない強さをキープできるし、何よりお洒落すると気合い入るし。


占い師(セッションを提供する側)がしっかりしていないと、場の危うさに気づいて対応できないから、色彩や形や格好は“結界”として有効だと実感している。

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